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2019.11.02

オーガニック化粧品ってオーガニック素材100%なの?

接客している際、お客様に 「この商品はオーガニックですか」 とよく聞かれる事ありますが、質問しているお客様がオーガニック化粧品の事をよく理解されていないことがほとんどです。オーガニック化粧品は価格が高いものなので、購入してから後悔しないように今回はオーガニック化粧品についてのお話をします。

「オーガニック・ナチュラル」なコスメが人気ですが、オーガニック素材だけで作られていると思われている方が多くおられると思いますが、実はオーガニック素材100%の商品はごくごく一部なのです。

また日本には「オーガニックコスメ」の基準を定めた法律がありませんし、オーガニック認定機関もありません。例えば「植物エキス1%、後はケミカルな成分」で作られている化粧品もメーカーが「オーガニックコスメ」と呼べば「オーガニックコスメ」として販売できます。また、「無農薬栽培の植物エキス配合」という化粧品があったとしても、そのエキスをつくる過程で、どんなケミカルな成分が使われているのか消費者には分かりませんし、こういったコスメの主成分ではないキャリーオーバー成分を表示する義務はメーカーにありません。

アルコールや、パラベン、香料、合成色素が配合されていてもオーガニック認証がもらえる認証機関もあります。オーガニックだからといって、すべての人の肌に合うわけではありませんので、実際に使用するときにはトライアル品やテスターなどで試す事をおすすめします。

海外にはオーガニックコスメを認証する機関がいくつもあり、日本で販売されているオーガニックコスメも、多くは海外のいずれかの認証を受けています。特にヨーロッパ諸国は化粧品分野において、「オーガニック」という言葉を使用するにあたり、厳しい条件や基準が設けられており、世界基準として広く知られている認証機関も存在します。

世界のオーガニックコスメ認証機関で有名な団体には、ヨーロッパの「NATRUE(ネイトゥルー)」やフランスの「ECOCERT(エコサート)」、イギリスの「Soil Association(ソイルアソシエーション)」、アメリカの「USDA」などがあります。
オーガニックコスメを選ぶ際は、このような認定を受けていることを参考にしてください。また認証基準は認証機関によりオーガニック度に大きく違いがあります。

 

各オーガニック認定機関の基準      

フランス 【ECOCERT】エコサート                                                              


国際有機認定機関としては世界最大規模、フランスのブランドにつけられる場合も多いですが、すでに世界スタンダードとなり、オーガニック認証団体の世界基準とも言われていますが、オーガニック度の基準が低く、比較的認証がとりやすく、日本の商品もエコサート認証のものが多く出回っています。

エコサートの化粧品に関する認証には2つのラベルがあります。 COSMEECO(コスメエコ)というラベルと、さらに厳格なCOSMEBIO(コスメビオ)というラベルです。 それぞれの基準については、下記のとおりです。

COSMECO(エコロジーラベル)の基準
〇完成品の95%が自然原料であること。(水含む) 
〇完成品の5%は化学原料で良い。
〇完成品の5%は、オーガニックでなければならない。
〇植物原料の50%は、オーガニックでなければならない。
〇化学香料は使用不可。

COSMEBIO(エコロジカル&オーガニックラベル)の基準
〇完成品の95%が自然原料であること。(水含む)
〇完成品の5%は化学原料で良い。
〇完成品の10%は、オーガニックでなければならない。
〇植物原料の95%は、オーガニックでなければならない。
〇化学香料は使用不可。

 

EU 【NaTrue】ネイトゥルー                                                                 

「基準を一般公開する」「認証制度をビジネスにしない」認定基準や認定プロセスをHP上ですべて公開している点、オーガニック成分の含有率を星の数で表示し、わかりやすくしている点など、他の団体には見られない特徴があります。

Na True/ネイトゥルー認定ガイドラインの概要

化粧品のアイテムや品目などにごとに、天然由来成分の許容配合率、天然成分や水分の配合率、天然ミネラル等の配合率などの割合が細部に渡るまで規定されています。 さらに、オーガニック成分の配合率を星の数で表示し、星の数が多いほど、オーガニック成分の配合率が高い事になります。

〇★★★NaTrueマーク

オーガニック認定成分の割合が95%以上

含まれている植物もしくは動物起源の天然素材の95%以上がオーガニック認定生産から由来している。

すなわち真のオーガニックコスメであることを示している。

〇★★NaTrueマーク

オーガニック認定成分70%以上95%未満。

含まれている植物もしくは動物起源の天然成分のうち、70%以上95%未満がオーガニック認定成分から、もしくはEU規定の基準により認定された野生種素材に由来している。

〇★NaTrueマーク

オーガニック認定成分70%未満

含まれる植物もしくは動物起源の天然成分のうち、70%未満がオーガニック認定

成分から由来、もしくはEU規定の基準により認定された野生種素材に由来している。

 

アメリカ 【USDA】                                                                        

USDAとは、United States Department of Agricultureの略称で、米国農務省のことで、日本で言えば、農林水産省にあたる政府機関です。

USDA認定ガイドラインの概要

〇3年以上農薬・化学肥料を使っていない耕地で栽培された、オーガニック原料を使っていること。
〇100%有機栽培で育てられた原料を使っている(100%Organic)
〇水分と塩分を除き、重量ベースで95%以上がオーガニック原料を使っている(Organic)

 

イギリス 【SoilAssociation】 ソイルアソシエーション                                                 

イギリスのオーガニック製品の約80%がソイル・アソシエーションの認定を受けています。ECの一般的なオーガニック基準よりも項目が細かく、多岐にわたっていて、1つ1つの項目自体も厳しく、審査が厳しい事でも有名な団体です。

化粧品やコスメの認定というよりも、植物原料の認定でSOIL ASSOCIATIONの名前が出る場合が多いのも特徴です。

Soil Association認定ガイドラインの概要

〇遺伝子組み換え作物の制限。
〇土壌を用いない栽培方法(水栽培、鉢植え等)の禁止。
〇オーガニック作物の生産耕地では、過去5年以内に遺伝子組み換え作物が生産されてはならない。
〇登録済み生産耕地では、農薬や化学肥料はもちろん、遺伝子組み換え作物の栽培も一切禁止。