今回は海苔とポルフィランの関係についてお話します。
“海苔の細胞を守る成分“
乾燥や紫外線への対策は、ほとんどの生物にとって生命を維持するうえで大変重要な課題です。特に 海苔は海面で浴びる 強烈な紫外線や干潮時の渇水などの過酷な環境に順応するために「ポルフィラン」と呼ばれる多糖類からなる保水成分を多く有するほか、ポルフィラ334という紫外線吸収アミノ酸や、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、などの抗酸化ビタミンを多く有しています。
“ポルフィランって海苔のどこにあるの“
海苔の細胞は20~30ミクロンの大きさで、細胞膜で覆われ、さらに細胞壁で繋がっています。細胞壁は二重構造となっており、外界に面する表面はマンナン、クチクラといった不溶性食物繊維で覆われ、内側は水溶性食物繊維の「ポルフィラン」が存在しています。「ポルフィラン」は海苔の重量の約30%を占めており、満潮時には水を貯え、干潮時には貯えた水を逃さなない役割を担い、海苔の生命を維持する上でとても重要な物質です。

海苔の断面図 海苔の養殖場

