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2019.05.09

乾燥肌、敏感肌の原因は皮脂膜が弱いから?

今回は肌で外界と最初に接する肌のバリアー膜、皮脂膜についてお話します。

index

〇皮脂膜ってなに?

〇皮脂膜の肌に対する機能

〇皮脂膜の成分

〇皮脂膜を作る皮脂を分泌しやすくするには

〇皮脂に近い植物オイル

 

〇皮脂膜とは                                                       

皮脂膜とは皮脂と汗と剥がれ落ちた角質が混ざり合ってできた乳化物の膜のことです。人が自ら作り出した天然のエモリエントクリームともいえるでしょうね。皮脂膜がなければどのような状態になるか図で表してみました。

皮脂膜が肌のバリアーになり、乾燥や外的刺激から肌を守る役割をしています。この皮脂膜が肌の表面を均一に覆うことによって水分蒸発を防いでくれています。冬場に起こりがちなカサカサや、粉ふき、かゆみなどの症状がでるのは、症状が出る箇所が皮脂膜でおおわれていないからではないでしょうか。

 

〇皮脂膜の肌に対する機能

 皮脂膜は水分蒸発を防ぐだけではなく、ターンオーバーを整えたり、アトピーや肌あれをふせいだりと様々な機能を持ち合わせています。

 ①肌の水分の蒸発を抑える

 ②肌を柔らかくし、肌に弾力性を与える

 ③角質層の早すぎる剥離を抑え、肌を整える

 ④有害物資の侵入と細菌の感染を防ぐ

 ⑤皮膚常在菌を育て、健康な肌に導く

 

〇皮脂膜の成分

 皮脂膜は皮脂成分(約90%)と古く剥がれ落ちた角質成分(約10%)と汗が混じり合ってできた乳化物です。

 ①汗の成分

  ・水            約99%

  ・塩分、尿素、乳酸など   約1%

 

 ②皮脂の成分

  ・トリグリセライド     約60%

  ・ワックスエステル     約25%

  ・スクワレン        約12%

  ・コレステロールエステル  約1%

  ・その他          約5%

 

 ③はがれた落ちた角質成分

  ・セラミド類        約40%

  ・遊離脂肪酸        約30%

  ・コレステロール      約15%

  ・コレステロールエステル  約10%

  ・その他          約5%

 

 ①と②と③の成分が混じり合って肌なじみながら皮脂膜が形成されていきます。

 

〇皮脂膜を作る皮脂を分泌しやすくするには

  年齢を重ねるごと皮脂の分泌量は減っていきます。また冬場は汗の量も減り、皮脂膜ができにくくなるので、冬は肌が乾燥しやすくなり がちですね。肌が乾燥すると小じわやしみができやすくなりますね。乾燥はお肌にとって大敵ですよね。

 

冬場の乾燥から肌を守るのには自分の皮脂を適正に分泌できる肌に育てることが重要です。皮脂の分泌量が多い夏場に油分の多い乳液や、クリームを塗り続けると肌が過剰に皮脂を分泌していると勘違いし、皮脂を適正に分泌しないようなことが起きやすくなる可能性もあります。湿度の高いシーズンのスキンケアは化粧水程度にとどめておくほうが、冬場の乾燥シーズンにむけて皮脂の分泌しやすい肌作りには効果があると思いますので、ぜひ一度試してみてください。

試してダメな場合は皮脂に近い植物オイルを薄くのばして塗ってみてください。植物油脂が皮脂の代わりとなり皮脂膜を作りますので。

〇皮脂に近い油脂(植物オイル)

 ・マカデミアナッツオイル(さらっとしている)

 ・アルガンオイル (さらっとしている)

 ・オリーブオイル(べたつく)

 ・コメヌカオイル(少しべたつく)

 

 *HADAシリーズの新しいアイテムとして皮脂膜成分に近い保湿剤を開発中です。