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2019.04.24

マイクロプラスチックビーズ使用化粧品と環境問題

「マイクロプラスチックビーズ」とは 

日本では明確な定義が無く、米国連邦法の定義では5mm以下の固形プラスチック粒子で、角質除去または洗浄の目的で使われるものとなっています。

 

マイクロビーズが及ぼす環境問題

このマイクロビーズは様々な化粧品に使用されています。マイクロビーズが配合されている化粧品を洗い流すことにより、海水に溶け込んだ汚染物質を吸着し、その吸着したマイクロビーズが生物の体内に取り込まれ、生態系に大きな影響を及ぼしています。そして食物連鎖の頂点に立つ人間にとっても大きな問題です。

 

マイクロビーズを使用している化粧品類

○洗顔フォーム ○ボディソープ ○歯磨き粉 ○ファンデーション

化粧品で使用されているマイクロビーズ

  • ポリエチレン
  • ポリスチレン
  • ポリプロピレン

 

外国でのマイクロビーズに対する規制

・米国:2015年11月、合衆国連邦法でマイクロビーズの化粧品への配合を禁止。

・フランス:2018年1月、マイクロビーズを含む化粧品などの販売を禁止

・イギリス:2018年1月、マイクロビーズを含む製品の生産を禁止。同年6月それを含む製品の販売を禁止。

・台湾政府:2018年7月、マイクロビーズ入りのパーソナルケア製品の輸入・生産を禁止し、20年には販売を全面的に禁止。

 

日本のマイクロビーズに対する規制

日本ではまだ法規制は無く、2016年3月に日本化粧品工業連合会が自主規制として「洗い流しのスクラブ製品におけるマイクロプラスチックビーズの使用中止に向け、速やかに対応を図られること」とする文書を会員企業に出し、一部会員企業の取り組みが始まっている程度で、外国の対応に比べ遅れているのはとても気がかりです。

 

私たちにできること

マイクロビーズが配合されている化粧品を使用しないことで、化粧品業界の使用自粛気運を高めることができます。私たちや、子孫が安心して暮らしていける地球環境を作るのも今を生きている私たち一人一人の考え方や行動が大きく左右します。化粧品に使用されているマイクロビーズ問題以外にも、使い捨てプラスチック製品(ストローや、使い捨てコップ)も再利用されず海に流れ込み、紫外線や波などでマイクロプラスチックになり、生態系に影響しています。使い捨ては便利ですが、なるべくなら使い捨てプラスチック製品を使用しないなど、個人でもできることはあります。便利さの引き換えに失うものが必ずあるこということを常に意識して生活していきたいものです。